こんにちは Topotal CDO の @sawa-zen です!2020年から Waroom の開発をはじめて四年が経ち、おかげさまで Waroom を使ってくれているお客様や知ってくれている方がだんだんと増えてきました。そこで皆さんにさらに Waroom について知ってもらおうということで、 CDO っぽい記事第一弾として Waroom のロゴができるまでについて語ろうと思います。
実は Waroom ロゴは僕が開発初期に勢いよく作ってしまったので社内メンバーも完成までの経緯をよく知りません。そのためこの記事は社内メンバーに向けての記事でもあります。
一般的なロゴの構成について
Waroom のロゴの説明に入る前に一般的に用いられるロゴの構成について説明します。 ロゴは「シンボルマーク」と「ロゴタイプ」の2つで構成されていることが多いです。
なぜこの2つで構成されるかというと、シンボルマークを見れば会社を連想できるし、連想できない場合でもロゴタイプを読めば社名やプロダクト名がわかるといった合理的な構成になっています。ロゴタイプのみの場合もありますが、スマホの登場でアプリアイコンとしてのシンボルマークの用途が増えていきたことで、最近ではシンボルマークのある構成を多く見るようになりました。
Waroom ももちろんその構成に則っています。
なぜ「青」を使ったのか
「war room」や「インシデント」と聞いてまず連想するのは炎上している様子です。つまりは炎 🔥 です。そのため最初は赤色やオレンジ色などの暖色をイメージしていました。他にも緊急事態感を出すために黄色と黒の構成も考えていました。
ただ、インシデント対応をする場面はただでさえストレスのかかる場面にもかかわらず、使うサービスのロゴマークも黄色や赤でストレスをかけるのはいかがなものかと思い、暖色を使うのをやめました。
そこから「Resolved」を表す「緑」か、消化する「水」を連想させる「青」どちらかにしようと考えました。ただ、緑をロゴに使用してしまうと、そのプロダクトのプライマリーカラーとして使用することになります。緑は UI 上では「成功」や「決定」のような意味のあることが多いです。Waroom はインシデントのステータスを表現することを想定すると緑をプライマリーカラーとして使用するのは難しいと判断しました。
結果として青に落ち着こうとしていたところで、弊社代表の高村が「青が好きなのでプロダクトのロゴは青にしてほしい」と言われて完全着地しました。(本人覚えてるのかな)
具体的になぜあのカラーコード(#1765C1)になったかは当時のフィーリングで選んでいます。ただ、明度や彩度はWebサービスとして扱いやすそうなラインになるように選んだ覚えがあります。
シンボルマークになぜ消火栓を選んだのか?
正直シンボルマークはかなり悩みました。「war room」というプロダクト名なので「部屋っぽさ」や「チームで集って対応している感」を表現しようと四苦八苦しました。その痕跡を貼っておきます。
この時点ではまだ暖色にこだわっており、マークとしてもどれもしっくり来ることがなかったので考え直し始めました。
そこで、Waroom を使って対応している人たちの僕の中のイメージを絵に描いて眺めてみてみました。そのときの絵がこちら。
コマンダーが指揮をとってレスポンダーが消火作業していてかっこいいですね。でも、ここに Waroom があるとしたらどこにあたるだろうか?と眺めていて気づきました。
あくまで対応者は人間であり、Waroom は消化活動になくてはならないインフラ的存在になっていてほしい。あのホースの先にあるとしたら消防車や消火栓なのでそのあたりをモチーフにしたいと考えました。ただ、消防車も消火栓も赤色ですが、消火栓はシルエットとしてシンプルでわかりやすく青にしてもさほど違和感が無いことに気づいたのでそっちの方向で詰めていきました。
だんだんできてきましたね。あと少し。
ロゴタイプは?
ロゴタイプは結構適当でした。出来上がったシンボルマークに対してマッチしそうなフォントを選んだ結果 Solway というフォントになりました。この時点ではバランスを整えるために文字詰めだけは行っています。
最後の味付け
やや野暮ったい感じがあったので細かいラインを直しつつ、もう少しギーク感を出したく監視ツールなどでよく見る六角形を盛り込んで今のロゴが完成です!全体的に統一感が生まれましたね。
Topotal のロゴとテイストが違い会社全体で統一感が無いのはやや課題ですが、ロゴの商標登録もしているし、個人的には気に入っているのでしばらくは大きく変えることは無いと思います。以上が Waroom のロゴができるまでの流れでした!ありがとうございました!
最後に宣伝
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